低圧スパッタガン

実用新案 特許出願中

概要

  • 【放電開始圧力】
  • 0.023Torr近傍で点灯(他社高性能gunと全く同時に点灯した)
  • 【放電持続圧力】   ~実験条件~  Aℓターゲット、100W(RF)
  • ・本装置は0.001Torrでも放電安定持続
  • (一般的な装置ではこれ以下の圧力制御はできないので測定不可能)
  • 0.001Torrで5Wまで放電が持続した。0.003Torrでは3Wまで持続
  • ・一般的に高性能と定評のある他社製品では0.002Torrで限界
  • (本圧力でも時々放電停止する)
  • これらの結果から、本装置はコーティング膜質の向上ができる
  • (評価 NIMS(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)後藤氏による)

【スパッタレートの評価】

〈実験条件〉 Aℓターゲット、0.003Torr(Ar)、基板ターゲット間距離:55mm
RF出力(W) レート(A/s) 反射波出力(W)
50 1.5 0
75 2.0 0
100 2.5 0
125 3.0 1
150 3.5 1

〈実験条件〉 Cuターゲット、0.003Torr(Ar)、基板ターゲット間距離:55mm
RF出力(W) レート(A/s) 反射波出力(W)
10 0.5 0
25 1.5 0
50 3.0 0
75 4.5 0
100 5.5 0
125 6.5 0~1
150 8.0 1

【レートの距離依存性】

〈実験条件〉 Cuターゲット、0.003Torr(Ar)、100W(RF)
基板ターゲット間距離(mm) レート(A/s)
55 5.5
65 5.0
75 4.5
85 3.5
95 3.0
105 2.5
115 2.5
125 2.0~2.5
135 2.0
145 2.0
155 1.5
165 1.5
175 1.5
185 1.0

〈共通実験条件〉 チラー水温:9℃ 使用ガス:Ar 99.999%